静かな寒い冬の夜、キャンプ場で星空を眺めながら焚き火を楽しむことは、まさに魅力的なアウトドア体験です。しかし寒い冬にテント内で眠れるのか、心配な方も多いのではないでしょうか?
寒くて眠れないかもという問題は、冬のキャンプなら誰でも心配になることです。こちらの記事では「冬キャンプ 寝る時の寒さ対策」に焦点を当て、寒くても快適に寝るための方法とアイデアをご紹介します。
初心者の方にもわかりやすく、おうちでも使えるアイテムもご紹介していますので最後までご覧ください☺️
冬キャンプで寝る時の寒さ対策の重要性とは?
寒い夜に備えることは冬キャンプで最も重要なことです。とくに夜明けに気温が一番下がってきますので、寒くて目が覚めるなんてこともあります。
快適な睡眠を取るために、寒さ対策は欠かせません。また体温が下がることで、低体温症などのリスクを高める可能性があります。
冬キャンプは、万全の準備があってこそ可能です。しっかりと準備することで安全に楽しく冬キャンプができますので、ぜひ取り入れてくださいね。
寝袋とマットを選ぶ
寝袋とマットは冬キャンプの寒さ対策において最も重要です。寝袋は季節に合ったものを選び、耐寒性や保温性が高いものを選びましょう。
マットは地面からの冷気を遮るために欠かせません。適切なマットを使用することで、快適な寝床を作ることができます。
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寒くて寝れないを防ぐコツ
寒い時期のキャンプでは、背中から伝わる地面の冷たさや、朝方の気温の低下により眠れないこともあります。寒さからくる寝不足は、せっかくのキャンプが楽しめなくなるかもしれません。
そこで、寒くて寝れない状況を防ぐためのコツをご紹介します。寒さ対策のアイデアや効果的な方法を取り入れて、寒冷地でのキャンプでも快眠を実現しましょう。
足元を暖かく
寝袋の中に入っても足が冷えて眠れない…なんてこともあります。そこで、おすすめなのが湯たんぽやアンカ(1人用小型暖房器具)を使用し、直接足を暖めることです。
寝る少し前に、寝袋の中に湯たんぽやアンカを入れておくことで、寝袋に入ってすぐに足元を暖めることができます。
長時間、直接足に接触することで低温やけどのリスクがありますので、使用方法には注意してください。
首元を暖かく
寝袋に入っても、首周りの隙間から冷気を感じる事があります。マフラーやひざ掛けなどを首周りに巻くことで、首周りの暖かさを保つことが可能です。
首周りが隠れる「マミー型」といわれる、冬用寝袋の使用もおすすめとなります。
厚着し過ぎない
寝袋で寝る時に、寒いからといって厚着しすぎると、寝袋の保温効果を上手く利用できません。また厚着することで、寝袋内が窮屈に感じて寝にくくなることもあります。
保温効果の高い寝袋を利用し、電気毛布や湯たんぽなどのアイテムを併用して、厚着しなくても暖かく眠れるように準備しましょう。
快適な寝床を作る方法
寒い冬のキャンプでは寝床の準備がとても大切なポイントです。こちらでは、テント内で暖かく快適に眠るための寝床の準備について解説します。
テント内の底冷え対策
テント内の底冷え対策は、冬キャンプでは必ず必要です。テントのインナーシートやマットなどの断熱材を活用し、底冷えを防ぎます。
またスカート付きのテントを使用することで、下の隙間からくる冷気を防ぐことが可能です。
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暖房アイテムの適切な使用
石油ストーブなどの暖房アイテムは、寒冷地でのキャンプで頼りになりますが、適切な使用法を知ることが重要です。寝る前にテント内を暖めることで、眠りにつきやすくなります。
しかし就寝中は、暖房器具を付けっぱなしで寝ることは避けましょう。石油ストーブなどの暖房器具は定期的な換気が必要です。
就寝中は換気ができず、一酸化炭素中毒などのリスクがあります。就寝前にテント内を暖めて、暖房器具は消してから眠るようにしましょう。
石油ストーブは自宅でも使用することができます。電源が無くても部屋を暖めることができますので、キャンプ以外でも万が一停電した時の暖房器具としてもおすすめです。
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湯たんぽや電気毛布の活用
湯たんぽや電気毛布などのアイテムは寒い夜に必須のアイテムです。寝る前に準備することで寝袋内を温かく保ち、快適な寝床を作ることができます。
とくに湯たんぽは電源が無くても使用できますので、冬のキャンプには欠かせません。私は自宅でも湯たんぽを活用しています。
寝る時に足が冷たくて眠れないという方におすすめです。日中は膝に乗せておくだけでも暖をとることもできます。
電気毛布を使用する場合は、電源付きのサイトを選ぶか、ポータブル電源を持参する必要があります。ポータブル電源は少し高額ですが、持っていると自宅での停電時の防災アイテムとしても安心です。
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寒さ対策におすすめのアイテム
こちらでは、冬キャンプの寝る時の寒さ対策におすすめのアイテムを3つご紹介します。
ダウンシュラフ
「ダウンシュラフ」は保温性に優れ、冬キャンプでの寒い夜に頼りになるアイテムです。特徴や選び方について詳しく解説します。
「ダウンシュラフ」を選ぶ際には、個人の好みや使用目的、予算などが重要です。以下のポイントを参考にして、最適な「ダウンシュラフ」を見つけるのに役立ててください。
ダウンシュラフの特徴
- 保温性: ダウンシュラフはダウンと呼ばれる鳥の羽毛を使用しており、非常に優れた保温性が魅力です。ダウンは体温を保持し、寒冷な環境での快適な睡眠を確保できます。
- 軽量性: ダウンは非常に軽量で、コンパクトに圧縮できるため、アウトドア活動やキャンプに適しています。また、車中泊などの旅行にも便利です。
- 通気性: ダウンシュラフは通気性があり、湿気を逃がすのに適しています。身体から発生する湿気や汗を逃がすことで、寝袋が濡れにくく、快適に眠ることが可能です。
- 耐久性: 適切にケアすることで、ダウンシュラフは長持ちします。しかし濡れたり、圧縮しすぎたりするとダウンが劣化する可能性があるため、注意が必要です。
ダウンシュラフの選び方
- 季節と使用環境の考慮: ダウンシュラフを選ぶ際には、使用する季節と環境を考慮してください。寒い冬には暖かいものが必要ですが、春や秋には軽量で通気性のあるものが最適です。
- 温度評定: ダウンシュラフには一般的に温度評定が付いており、どれくらいの寒さで快適に使用できるかを示します。自分が使用する環境に適した温度評定のシュラフを選びましょう。
ダウンシュラフの「快適使用温度」を確認して選ぶとわかりやすいと思います。キャンプ場の最低気温から-5℃の「快適使用温度」を選ぶのがおすすめです。
※ 例えば、最低気温10℃なら「快適使用温度」5℃の寝袋が適しています。
- サイズと形状: ダウンシュラフはさまざまなサイズと形状から選ぶことが可能です。自分の体格に合ったサイズを選び、自由に動けるスペースを確保しましょう。
- 充填物の品質: ダウンの品質は重要です。高品質のダウンは保温性が高く、軽量で耐久性があります。充填物の種類や品質にも注意しましょう。
- 重量と圧縮性: アウトドア活動に適している場合、軽量でコンパクトに圧縮できるダウンシュラフを選ぶと便利です。特にハイキングやバックパッキングの際に重要なポイントとなります。
- 予算: ダウンシュラフの価格は幅広いです。予算に合った選択肢を検討し、品質と耐久性を優先しましょう。
- ケアとメンテナンス: ダウンシュラフは適切にケアする必要があります。必要な場合には専用の洗濯方法を遵守し、保管時には圧縮バッグを使用してダウンを適切に保護しましょう。
インナーシュラフ
「インナーシュラフ」は、寝袋の中に入れて使用するサブアイテムです。お手頃な価格で手に入り、コンパクトで携帯性にも優れるので、冬キャンプにおすすめとなります。
高級ダウンシュラフを買えなくても、「インナーシュラフ」を併用することで保温効果をアップさせることも可能です。
インナーシュラフの特徴
- 素材の軽量性: インナーシュラフは通常、薄手のフリースなどの軽量かつコンパクトな素材で作られています。ブランケット代わりに羽織ることもできますので、一つ持っていると便利です。
- 保温性: インナーシュラフは寝袋内の保温性を確保し、より暖かく眠ることができます。
- 衛生的:インナーシュラフは寝袋内を保護し、清潔に保つのに便利です。寝袋自体を洗う必要がなく、寝袋の内部を汗や匂いから守ります。
- シーズン対応:インナーシュラフは季節や気温に合わせて選ぶことも可能です。寒い冬には保温性の高いものを選び、暖かい季節には通気性のあるものを使用します。夏の暖かい時期には、インナーシュラフだけで眠ることも。
- 洗濯とメンテナンスの容易性: インナーシュラフは寝袋と比べて洗濯とメンテナンスが簡単です。汚れた場合、取り外して洗濯できることできるため、寝袋を清潔に保ちやすくなります。
コット
「コット」はアウトドア活動やキャンプの際に寝具として使用される、携帯可能なベッドフレームとなっています。折りたたみ可能で、軽量でコンパクトに収納できるため、持っているキャンパーさんも多いです。
こちらでは冬キャンプの就寝時に便利な「コット」について解説します。
コットの特徴
- フレーム構造: コットは通常、アルミニウム合金、鋼鉄、またはプラスチックなどの素材から作られたフレームで支えられています。このフレームは地面から高さを持ち、寝袋や寝具を支える構造です。
地面から距離を保つことができるため、硬い地面の凹凸や底冷えを防ぐことができます。冬キャンプの寝る時の寒さ対策としておすすめのポイントです。 - キャンバスまたは生地:コットのフレームの上には、通気性のある生地やキャンバスが張られています。こちらが寝る面となり体の重みを分散し、睡眠の快適性をアップさせることが可能です。
- 折りたたみ可能: コットは通常、折りたたみ可能な構造を持ち、収納や持ち運びしやすくなっています。キャンプ場への持ち運びや収納に便利です。
- 高さの調節:一部のコットには高さを調節できるモデルがあり、使用する場所や個人の快適な高さに合わせて設定できます。
まとめ
冬キャンプでも快適な睡眠を取るためのアイデアや、おすすめのアイテムをご紹介しました。冬キャンプは、低体温症や凍傷などのリスクもあり、万全過ぎるくらいの対策が必要です。
予想を上回る寒さや寒波など、危険だなと感じたら、予定を変更して帰る選択肢も考慮します。しっかり準備して安全で快適な冬キャンプを満喫してくださいね。
おわり!
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